Prul Weller観て来ちゃいました!しかもサポートアクトにKelly Jones (Stereophonics) が登場! 感動の一夜を過ごしました。

まずはじめに、Teenage Cancer Trustとは、13歳~24歳の若いがん患者をサポートしているチャリティーです。今回のライブは、TCTに貢献することを目的としたチャリティーイベントでした。英国では毎日、7人の若者ががんと診断されているそうです。このチャリティーイベントは、若いがん患者たちに喜びを与え、励まし、さらにイベントの収益により金銭的にも支援しています。

TCTのチャリティーコンサートが初めて行われたのは2000年。The WhoのフロントマンRoger Dulteryの構想、監督により成し遂げられたそうです。それ以降、毎年開催されています。このチャリティーイベントは7日間続き、音楽以外にコメディのショーも行われます。今年は17年目、数としてはちょうど100回目を迎えました。その記念すべき100回目のライブはもちろんThe Who。

それではここから、私の観てきたコンサートについて!!

2017年3月31日(金)
ヘッドライナー: Paul Weller
サポート:Kelly Jones (Stereophonics), Stone Foundation

会場は、かの有名なロイヤル・アルバート・ホール。私はアリーナのスタンディングのチケットを取りました。開場時間は18:45、1時間半前までに並ぼう‥と決め、会場へと向かいました。予定通り到着したところ、既に40人ほどの40~60代くらいの先輩方が列を成していました。ビールを片手に持ち、タバコを吹かし、めちゃくちゃ楽しそうに会話していた。The Jamの曲をスマホで流している人もいた。みんなで歌ってたよね。最初にThe Jamのライブを観たのはいつ、どこで、っていう会話も聞こえた。ファッションも若々しくて素敵だった。開場待ち中やアリーナ内で印象深く残ったのは、モッズ系のアイテムやThe Jam関連のグッズを身に着けている人たちが驚くほどたくさんいたこと。例えば、モッズのシンボルであるラウンデルの缶バッジを身に着けている人がとても多かった。2015年に開催されたThe Jamのエキシビション(About the Young Idea)のトートバッグを持っている人も何人か見かけた。The Jamをリアルタイムで、生身で体験している人たちに囲まれているんだな、私。この胸のときめきを誰かわかってくれますか?この世にタイムマシンがあったなら、ドラゴンボールがあったなら、私はThe Jamのライブに行く。あの時代のイギリスで。そのくらいに私はThe Jamに、Paul Wellerに強い憧れを抱いている。そしてあの時代の勢いを体感したい。

話がそれました。戻します。

入場前にチケットとリストバンドと交換しました。チケットはカウンターで返してもらえるとのことだったので、私は帰りに返却してもらいました。
TCTのロゴがプリントされていてかわいい
IMG_0583
返してもらったチケットは自分のものではない、誰かの。ちなみに、チケットにNumberが記載されていますが、これは整理番号ではありません。

アリーナでは2列目を確保できました♪ この距離でウェラーか、泣く。激熱ムードの先輩方に囲まれている、泣く。待ち時間の間にここまでワクワクどきどきしたことって、あったかな。

ふとストール席を見上げると、Hidden Charmsのメンバーの1人を発見した。きっと他にもたくさんミュージシャンが来ていたんだろうな。

コンサートの進行役はTim Lovejoyという、テレビ番組の司会者みたいな人。スポーツ系の番組が多いかな。4年連続で、この方が進行役をやっているようです。せっかくなので、彼の言葉もご紹介します。
「弟が37歳のときに、がんで亡くなりました。がんは孤独なものです。若者ががんになるなんて、どんなに辛いことか、想像もできない。治療のために友達と会うことが減って、まわりには自分みたな人はいないって思いながら、孤立してしまう。TCTのユニットへ実際に訪れたことがあります。寄付金はちゃんと活用されています。とても前向きでよい雰囲気です。これまで会ってきた若者たちは全員すごく陽気で、感激したほどです。」

進行役とは別に、豪華なプレゼンターも登場しました。サポートアクト第一発目Stone Foundationを紹介したのはRoger Dultleyでした。まさかThe Whoを見るとは思っていなかったから、マジでびっくりした。

次もロジャーが紹介。話している最中に、オーディエンスから「待てない!」と言わんばかりの大歓声があがった。そしていよいよ「... the voice of Wales, Kelly Jones!!!!!!!!!!!!!!」でケリー登場!

Indian Summerでスタート
IMG_0531 (2)
愛してるぜケリー

Maybe Tomorrowのアコースティックバージョン
IMG_0532
通常版ももちろん好きですが、アコギとケリーの声だけで聴かせるこの曲も大好きだ。ほんといい声してるなケリー。たまんねー。

お次はI Wanna Get Lost With You。マジで一緒にGet Lostしたい。好きすぎる。Come on overされるがままに行っちゃうよ。

ラストはDakota!!!!!!!!!!!
IMG_0533
昨年のフジロックがよみがえった。終わってからもしばらくドキドキが収まらなかった。

サポートアクトの2組が終え、Paul Weller登場の前に、TCTを紹介する映像が流れました。
こちらです。
 
映像のあと、TCTのケアを受けている若者たちがステージに登場しました。レスターやバーミンガムといった遠い地域から来ている人もいました。TCTの重要性と、それに貢献することへの感謝の気持ちを語っていました。

ポールのプレゼンターはなんと、現ロンドン市長のSadiq Khanでした!歴代初のイスラム教徒の市長として、大変注目を浴びましたね。好感が持てるし、信頼できるかんじがする。この日は、ジーパン+フレッドペリーのポロシャツ+ハリントンジャケットというラフで小洒落た格好で登場して、すっごく陽気に振る舞い、情熱的に語り、自分もライブめっちゃ楽しんでるよー!っていう姿が印象に残りました。

ついに

モッドファーザー降臨
IMG_0534
感動しかない。

先にセットリスト載せます!

01. White Sky
02. Long Time
03. I'm Where I Should Be
04. Cornershop
05. Ghosts
06. Saturns Pattern
07. Going My Way
08. Ohh la la
09. Woo Se Mama
10. My Ever Changing Moods
11. Have You Ever Had It Blue
12. The Attic
13. She Moves With The Fayre
14. Friday Street
15. Into Tomorrow
16. Long Long Road
17. The Cranes Are Back
18. Paperchase
19. Peacock Suit
20. I Walk Gilded Splinters
21. Come on / Let's Go
-----encore①-----
22. Up In Suze's Room
23. The Impossible Idea
24. These City Streets
25. Start!
-----encore②-----
26. The Changingman

長い(笑) さすが伝説。ジャムの曲が聴けたぞ~ ソロの曲はもちろんだけど、ジャムの曲がめちゃくちゃ盛り上がった。圧倒的だった。先輩方のモッシュ、最高だった!The Style Council時代の曲もやってた。素敵なアレンジになっていました。

シブいぜ兄貴
IMG_0536
完全に年齢を味方にしてる。かっこよすぎ!!!!!!!ジャム時代を思わせるような場面もたくさんあった。超かっこよくギターをキメたり、跳んだりステップ踏んだり。相変わらず、ガム噛んでたよ。ステージにペッて吐いたガムを、セトリのようにお土産に持って帰っている青年がいた(笑) さすが伝説。

しっぽりピアノを弾く姿も素敵だ~~~~~
IMG_0537

ポールはバンドに若い人起用しているよね。すごくいいと思う。ベース、ドラム、パーカッション、キーボードが30代前半か半ばってかんじ?ギタリストだけ50代くらい?そのギタリスト、どうしたんだろう‥メタルかよ!っていう音作りをしていて、なんかすごく気になってしまった。
写真に写っているパーカッションのBenとベーシストのAndyはThe Moonsという自分たちのバンドでも活動していますね。2人ともとってもいいかんじ!Benのパーカッション好き。詳しいことはよくわからないけれど、好き。そしてAndyマルチプレイヤー過ぎない!?前までバックでキーボードやっていて、自分のバンドではギターと歌だもんな。すげー。

Come On / Let's Go で派手なモッシュが起こりました。アンコールのStart!では最大級のやつが。パワーがすごい!圧がすごい!肥えた先輩方に揉みくちゃにされてきました。あの中で一緒になってライブを楽しめたこと、私はすごくすごく幸せに感じた!超楽しかった!嬉しかった!

2018年のツアーも楽しみにしています!!!!!!!!!!!!!
IMG_0535

終演後はTCTのオリジナルグッズを買って帰りました。
こちらは12インチのポスター
IMG_0578
そしてピンバッジと缶バッジ
IMG_0589
グッズの売上げももちろん寄付されます。

今回のイベントの無料パンフレット
IMG_0581
IMG_0582

また来年もTCTのイベントに参加しよう。