ロンドン市内で開催中のOnBlackheathへ行って参りました!

今日は1日を通して、なんだか不思議なお天気でした。ヤッター晴れた!暑い!まぶしいぜ!と思いきや、青い空から雨が降り出したり、急に曇って寒くなったり。その繰り返し。でも基本、寒いし曇りぎみだったかな。
IMG_4247
午後3時頃に会場入りして、まずはご飯。またご飯。そしてジントニックを片手に、ふらふらとステージを巡りました。巡るとは言っても、かなり小規模な会場なので、全然体力要らないかんじ。

午後7時頃からはメインステージ。

┃Metronomy
IMG_4324
いや~、楽しいね!テンションばりばり上がって楽しいとかじゃないんだけど、なんか楽しいんだよね。どう表現して良いかわからないんだけど、どハマりしてはいない。でも、聴き始めるとガッチリとハマってくる、みたいな。あ、私メトロノミー好きですよ。今回も観るの楽しみにしていたし。すっごい絶妙なところを突いてくるというか。踊るぜオラァァァ!みたいなことはないんだけど、マイナーコードに乗ってステップ踏むのが心地良い。晴れ晴れしない、気怠い雰囲気の中にロマンチックさを感じさせる音や声が入ってきたりして、はぁってタメ息こぼしながら体揺らしたりとかね。気持ち良かった。なんか素直になれるっていうか。もっと明るめでポップな曲も演っていて、それももちろん楽しかった。ライブでのボーカルはCD以上に奇妙っていうか、きしょいって言うか。なよなよボソボソしすぎて何言ってっかわからん時とかあるし。それも含めて彼らの味だと思っているので、良い意味と捉えていただければ。「The Look」はズルいよね!あの曲が一番盛り上がっていたと思う。ホント面白いし、楽しかった!


・・・・・・

┃Travis
IMG_4330
ご覧ください、Performing『The Man Who』ですよ。UKフェス限定のセットですよ。アルバム全曲演奏ですよ。やばくないすか。最近毎日このアルバムを聴いて予習、というか復習ですね、をしていました。毎日「あー好きだなー」って思いながら聴いてた。そして、ついにこの時がやって来た!

まずはプレゼンターが登場して、Travisと『Tha Man Who』の紹介から始まりました。1990年に発表されたこの作品は、UK国内だけで260万枚以上を売り上げており、UKアルバムチャートにおいてトータル11週もの間、1位の座を獲得しました。それではTravisを迎えましょう!!

胸の高まりが尋常じゃない・・・

メンバー全員が暗いステージに現れてきて、もうそのシルエットだけでかっこいい。思いっ切り日本語で「やばい超かっこいい…」って言ったのを覚えてる。心の底から漏れてきた。グッときすぎて、うつむいた。

『The Man Who』がトラック順に演奏されていきました。1曲目「Writing To Reach You」が始まった瞬間、泣いた。柵に突っ伏して泣いた。彼らが目の前で演奏しているっていう喜びと、楽曲と演奏のこの上ない美しさ。のっけからオーディエンスが大合唱している。それもすごく素敵。感情が音になってるっていうか、演奏そのものが感情っていういか…体に、心に、沁みる。とても繊細だな。フランのとてつもなく優しい声もまたたまらない。
IMG_4339
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、この写真でお気づきいただけることが2つあります。フランがスコットランドの民族衣装であるキルトを纏っていること。そしてステージ背景の幕が『The Man Who』のアルバムジャケットであること!(アルバムのタイトルと4人は写っていないバージョン)

「Turn」では、オーディエンスの熱唱ぶりが最高潮に。サビではフランの力強い「Turn, turn, turn,....」に負けないくらい精一杯の「Turn, turn, turn,....」が巻き起こりました。もう…熱す過ぎてまた涙出てきた。
IMG_4345
「Why Does It Always Rain on Me?」では、セキュリティスタッフも踊り出したり、傘を差す人が出てきたりと、楽しく盛り上がりました。

「Luv」では、面白いエピソードを聴かせてくれました。Oasisと一緒にUKツアーをしていた時のお話。Oasisという世界的に有名で人気なバンドと旅を共にしていて、皆さんかなり恐縮していたよう。何か所目かでアバディーンに到着。そこでリアムが突然、自分の楽屋にフランを呼び出した。何事かと思い部屋に入ると、「自分たちの歌をなんかやれ」とギターを手渡された。「Fuck, fuck」と慌てながらも、言われるがまま演奏したのが「Luv」だった。演奏が終わると、リアムが目の前で涙をボロボロ流していたんだって(笑)そのオチで、ダギーは「やったぜ!」と言わんばかりに、こぶしを高く突き上げて、会場を見回していました。

ラブと言えばね、私の背後には、ダギーに熱狂している男女のグループがいて、「ダギー!!!!!」ってシャウトしまくっていました。私もダギー大好きです。相変わらず色気が漂いまくっていました。そんな彼の写真を2枚貼っておく。
IMG_4350
IMG_4351
スーツ似合い過ぎ。

アルバムラストの「Blue Flashing Light」の演出も印象的だった。激しい演奏とタイトルに見合うようにブルーの照明がバシバシと強く眩しく交差して、背景の幕がバッと落ちました。うわぁ、かっこいい。曲が終わると、フランが「今のでアルバムが終わったよ。楽しんでくれた?」って。その後は『The Man Who』以外から数曲プレイしてくれました。

ライブで絶対に観たい「Flowers in the Window」
IMG_4372
あぁぁーこんなに涙が止まらないライブがあっただろうか。。なんて素敵なバンドなんだ。楽曲や演奏だけじゃない。仲が良いところや信頼し合ってるんだなっていうところが見えるよね。そんなところも、すごく魅力的。
OnBlackheath開催地の地元コーラス部隊も参加していました!
IMG_4395

すべての演奏が終わってバンドが舞台からはけると、当然アンコールを求める声が湧きました。

アンコールは1曲のみで、なんと「All I Want To Do Is Rock」!!曲を始める前のフランの言葉:
僕らは友達として27年の付き合いになる。プロになってからは、21年。これから披露する曲は、僕たちが初めて一緒に演奏した曲です。バンドを始めた頃なんて、まともな楽曲は作れなかった。特に子どもたちに言いたい。楽器は難しいし、曲を作るのも大変。でも、本当にやりたいことだったら、練習し続けて、曲を書き続けることを忘れないでほしい。必ず上手になるから。僕らはみんな歌が必要でしょ?歌は支えになるよね。

そして、曲が始まりました。荒々しく、豪快な演奏でした。感動しちゃう。

このライブは、一生心に残ると思う。


・・・・・・

┃Basement Jaxx - DJ set
IMG_4405
DJセットって、もはや珍しい!実は彼ら、急きょ登場することになったんです。出演予定だったDe La Soulがハリケーン「イルマ」の影響でキャンセルになったため、Basement JaxxをStage2のヘッドライナーに迎えました。Basement Jaxx大好き!!最高!!ラスト15分くらいだったのかな?踊り倒して帰ったよ。


・・・・・・

帰宅すると、フラットメイトのひとりがダイニングでご飯を食べていました。一緒に座って、今日の感動の出来事を聞いてもらいました。良い晩酌させてもらった。

明日も楽しみ!!