前編はThe Queen's GalleryのScottish Artistについて書きました。今回はギャラリー内のもうひとつの展示会Maria Merian's Butterfliesとバッキンガム宮殿について!
Maria Merianさん(1647-1717)は、その世代においてトップクラスで有名な生物学者でした。幼い頃から花の水彩画を描いており、次第に昆虫のライフサイクルにも興味を持つようになったそうです。(要約しすぎかも知れませんが)1691年以降は、昆虫を追い掛け回して冒険家のような人生を歩まれてたようです。彼女の著書にはThe Wonderful Transformation og Caterpillars and their Partucular Plant Nourishment, The Meramorphosis of the Insects of Suriname があります。
展示会では、彼女の描いた水彩画が多数取り上げられていました。
昆虫が苦手な方は、ちょっと厳しいかも・・笑
Branch of West India Cherry with Achilles Morpho Butterfly

この作品が、今回の展示のパネルやギフトのモチーフになっていました。
その他に私が特に気に入ってしまった作品2点
Marsh Marigold with the Life Stage of a Flog

カエルの卵からカエル完全体になるまでの変態が1枚に収められています。リュウキンカがきれい。
Stil Life with Flowers tied at the Stem

本当にきれいだったな~。。でも虫さえいなければ・・と思わずには居られなかった(笑)
どちらの展示も見応え抜群でした。ギャラリー内にはクロークやオーディオガイド(日本語あり)の無料貸し出しがありました。スタッフは皆さん親切、フレンドリーで、サービス面も大充実でした!
もちろんギフトショップもありました♪

そしていよいよバッキンガム宮殿内部の見学へ・・・・・
チケットと一緒にもらったパンフレット

地図左上THE STATE ROOMS Visitor Entranceというゲートから入ります。ここでもセキュリティチェックがありました。空港ばりの。宮殿内は撮影厳禁で、スマホの電源も切るよう指示がありました。
宮殿内にもオーディオガイドの無料貸し出しがありました。これは絶対に借りたほうが面白い!ナレーターによる細かく丁寧な説明に加えて、実際に宮殿に仕えている方々のインタビューなどもありました。
The Quadrangle
中庭です。今は四方から囲まれていますが、実は昔は正面(The Mallの方)の建物がなかったようです。ヴィクトリア女王の計らいによって増築されたのだそう。これができる前は、グランドエントランスから中庭に向かって左の建物が、公式の玄関だったみたいです。
The Grand Entrance, Grand Hall and Grand Staircase
国家行事などで訪れる来賓が実際に使用しているエントランス。来賓の方々がGrand Hallに入ると、チャールズ皇太子からのグリーティングがあるそうです。オーディオガイドのモニターにチャールズ皇太子が現れて、グリーティングを再現してくれました。粋ですね。Staircase(階段)も美しいこと。。建築家ジョン・ナッシュによるデザイン。彼が宮殿に施したデザインの中でも特に注目すべきものなんだとか。天井から柔らかい陽が差し込んでいて、自然と上へ登っていきたくなるようなかんじだった。
余談だけど、グランド・エントランスの脇に、ロールス・ロイス・ファントムⅣが停められていて、超絶興奮した!ファントムⅣは、たったの18台しか製造されなかった車。その1台が目の前に…(*▽*) 元々車の色は黒だったけど、今は王室オリジナルのカラーリングになっていた。黒と深い赤紫のツートン。めっっっちゃかっこよかった!写真撮りたかったな~><
階段を登り切った先のホールには、Andy Warholeによるエリザベス女王のペイントが特別に飾られていました。強烈で主張の激しい色使いで描かれたエリザベス女王、超かっこよかった。
Fashioning a Reign: 90 Years of Style from The Queen's Wardrobe
今回の見どころ№1じゃないでしょうか。今年90歳を迎えたエリザベス女王を記念して行われた特別展示です。生まれてから現在に至るまでにお召しになってきたドレス、帽子、スーツ、軍服などが大規模で公開されていました。その数なんと150点以上。
中でも大注目なのはウェディングドレス!これを見られるなんて大変貴重なことだよね。Sir Norman Hartnellによるデザインで、彼自身も、自分が作ってきたドレスの中でも1番美しいドレスだと言っていたそうです。アイボリーのシルクにクリスタルと10,000個の真珠が施されています。慎ましくも華やかなドレスで、涙が出そうなほどの繊細さを感じました。美しかった。。彼はエリザベス女王が特に好んでいたデザイナーだったのかな、彼のデザインしたドレスがた~~~くさんありました。
私としては、軍服や帽子の展示もとっても面白かったです。あと、2012のロンドンオリンピック開会式の淡いピンク色のドレス!007のJames Bondと共に登場したあのドレス!!
ご覧になっていない方は是非!宮殿内やロンドンの街並みも楽しめます♪
エリザベス女王のドレスをデザインする際に大切なことは、全身一色で揃えることだそうです。こういう(オリンピック映像)群衆の中でも一目で女王だと気づいて貰えるためなんだって!
このあとも豪華なステイト・ルームの数々を見て回りました。中でも特に心が躍り狂ったお部屋をご紹介します。
White Drawing Room
数ある豪華なステイト・ルームの中でも、最も豪勢なお部屋と言われています。装飾品や家具はどれも華やか煌びやかでした。私が特に、涙が出そうな程に感激してしまったものがありました。それは、かつてヴィクトリア女王が所有していた金ピカで贅沢な装飾が施されたピアノです。金ピカのピアノが欲しいから泣きたかった訳じゃなくて、それの持つストーリーが好きだったからです。前回の話になっちゃうけど、映画The Young Victoriaの影響だな。ヴィクトリア女王と夫のアルバートは音楽を愛していました。2人は結婚する前に文通をしていて、度々音楽の話題が取り上げられていました。結婚後も、音楽を大切にする生活を続けていたそうです。そして別のストーリーもありました。ピアノの修復作業には相当な時間と技術を要したようです。その甲斐あって、ピアノは今も美しく存在しています。
更に、このお部屋の素晴らしいところは、お庭(パンフレット地図右の緑の部分)に面していること。窓の景色には瑞々しい緑が広がっていて、吹き抜ける風も心地よかったです。素敵すぎる。
Throne Roomにも行きました。ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウェディングでの集合写真で使われたお部屋。
ステイト・ルームの見学が終わってお庭へ出ました。
こちらサイドから見ても超かっこいいバッキンガム宮殿。

The Garden Cafeへ

紅茶とスコーンでまったりしていきました。

たっぷりのイチゴジャムとクロテッドクリームがサンドされていて思わずニヤけた♪ これぞイギリス。
なんかもう本当に楽しすぎるツアーでした。夏季にロンドンを訪れる方に超オススメの観光スポットです!!
また来年!!

Maria Merianさん(1647-1717)は、その世代においてトップクラスで有名な生物学者でした。幼い頃から花の水彩画を描いており、次第に昆虫のライフサイクルにも興味を持つようになったそうです。(要約しすぎかも知れませんが)1691年以降は、昆虫を追い掛け回して冒険家のような人生を歩まれてたようです。彼女の著書にはThe Wonderful Transformation og Caterpillars and their Partucular Plant Nourishment, The Meramorphosis of the Insects of Suriname があります。
展示会では、彼女の描いた水彩画が多数取り上げられていました。
昆虫が苦手な方は、ちょっと厳しいかも・・笑
Branch of West India Cherry with Achilles Morpho Butterfly

この作品が、今回の展示のパネルやギフトのモチーフになっていました。
その他に私が特に気に入ってしまった作品2点
Marsh Marigold with the Life Stage of a Flog

カエルの卵からカエル完全体になるまでの変態が1枚に収められています。リュウキンカがきれい。
Stil Life with Flowers tied at the Stem

本当にきれいだったな~。。でも虫さえいなければ・・と思わずには居られなかった(笑)
どちらの展示も見応え抜群でした。ギャラリー内にはクロークやオーディオガイド(日本語あり)の無料貸し出しがありました。スタッフは皆さん親切、フレンドリーで、サービス面も大充実でした!
もちろんギフトショップもありました♪

そしていよいよバッキンガム宮殿内部の見学へ・・・・・
チケットと一緒にもらったパンフレット

地図左上THE STATE ROOMS Visitor Entranceというゲートから入ります。ここでもセキュリティチェックがありました。空港ばりの。宮殿内は撮影厳禁で、スマホの電源も切るよう指示がありました。
宮殿内にもオーディオガイドの無料貸し出しがありました。これは絶対に借りたほうが面白い!ナレーターによる細かく丁寧な説明に加えて、実際に宮殿に仕えている方々のインタビューなどもありました。
The Quadrangle
中庭です。今は四方から囲まれていますが、実は昔は正面(The Mallの方)の建物がなかったようです。ヴィクトリア女王の計らいによって増築されたのだそう。これができる前は、グランドエントランスから中庭に向かって左の建物が、公式の玄関だったみたいです。
The Grand Entrance, Grand Hall and Grand Staircase
国家行事などで訪れる来賓が実際に使用しているエントランス。来賓の方々がGrand Hallに入ると、チャールズ皇太子からのグリーティングがあるそうです。オーディオガイドのモニターにチャールズ皇太子が現れて、グリーティングを再現してくれました。粋ですね。Staircase(階段)も美しいこと。。建築家ジョン・ナッシュによるデザイン。彼が宮殿に施したデザインの中でも特に注目すべきものなんだとか。天井から柔らかい陽が差し込んでいて、自然と上へ登っていきたくなるようなかんじだった。
余談だけど、グランド・エントランスの脇に、ロールス・ロイス・ファントムⅣが停められていて、超絶興奮した!ファントムⅣは、たったの18台しか製造されなかった車。その1台が目の前に…(*▽*) 元々車の色は黒だったけど、今は王室オリジナルのカラーリングになっていた。黒と深い赤紫のツートン。めっっっちゃかっこよかった!写真撮りたかったな~><
階段を登り切った先のホールには、Andy Warholeによるエリザベス女王のペイントが特別に飾られていました。強烈で主張の激しい色使いで描かれたエリザベス女王、超かっこよかった。
Fashioning a Reign: 90 Years of Style from The Queen's Wardrobe
今回の見どころ№1じゃないでしょうか。今年90歳を迎えたエリザベス女王を記念して行われた特別展示です。生まれてから現在に至るまでにお召しになってきたドレス、帽子、スーツ、軍服などが大規模で公開されていました。その数なんと150点以上。
中でも大注目なのはウェディングドレス!これを見られるなんて大変貴重なことだよね。Sir Norman Hartnellによるデザインで、彼自身も、自分が作ってきたドレスの中でも1番美しいドレスだと言っていたそうです。アイボリーのシルクにクリスタルと10,000個の真珠が施されています。慎ましくも華やかなドレスで、涙が出そうなほどの繊細さを感じました。美しかった。。彼はエリザベス女王が特に好んでいたデザイナーだったのかな、彼のデザインしたドレスがた~~~くさんありました。
私としては、軍服や帽子の展示もとっても面白かったです。あと、2012のロンドンオリンピック開会式の淡いピンク色のドレス!007のJames Bondと共に登場したあのドレス!!
ご覧になっていない方は是非!宮殿内やロンドンの街並みも楽しめます♪
エリザベス女王のドレスをデザインする際に大切なことは、全身一色で揃えることだそうです。こういう(オリンピック映像)群衆の中でも一目で女王だと気づいて貰えるためなんだって!
このあとも豪華なステイト・ルームの数々を見て回りました。中でも特に心が躍り狂ったお部屋をご紹介します。
White Drawing Room
数ある豪華なステイト・ルームの中でも、最も豪勢なお部屋と言われています。装飾品や家具はどれも華やか煌びやかでした。私が特に、涙が出そうな程に感激してしまったものがありました。それは、かつてヴィクトリア女王が所有していた金ピカで贅沢な装飾が施されたピアノです。金ピカのピアノが欲しいから泣きたかった訳じゃなくて、それの持つストーリーが好きだったからです。前回の話になっちゃうけど、映画The Young Victoriaの影響だな。ヴィクトリア女王と夫のアルバートは音楽を愛していました。2人は結婚する前に文通をしていて、度々音楽の話題が取り上げられていました。結婚後も、音楽を大切にする生活を続けていたそうです。そして別のストーリーもありました。ピアノの修復作業には相当な時間と技術を要したようです。その甲斐あって、ピアノは今も美しく存在しています。
更に、このお部屋の素晴らしいところは、お庭(パンフレット地図右の緑の部分)に面していること。窓の景色には瑞々しい緑が広がっていて、吹き抜ける風も心地よかったです。素敵すぎる。
Throne Roomにも行きました。ウィリアム王子とキャサリン妃のロイヤル・ウェディングでの集合写真で使われたお部屋。
ステイト・ルームの見学が終わってお庭へ出ました。
こちらサイドから見ても超かっこいいバッキンガム宮殿。

The Garden Cafeへ

紅茶とスコーンでまったりしていきました。

たっぷりのイチゴジャムとクロテッドクリームがサンドされていて思わずニヤけた♪ これぞイギリス。
なんかもう本当に楽しすぎるツアーでした。夏季にロンドンを訪れる方に超オススメの観光スポットです!!
また来年!!




















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